商業運転に入ったLockhart IV
2026年7月17日の発表では、MasdarとIgneo Infrastructure Partnersが共同保有するTerra-Genが、米国カリフォルニア州サンバーナーディーノ郡のLockhart Solar PV IVプロジェクトで商業運転を開始したと明らかにしました。新たに稼働した設備は80MWの太陽光発電所です。
複合体として積み上がった容量
Lockhart IVは、Lockhart Solar and Storage complexの最終段階にあたります。今回の稼働で、複合体全体の太陽光発電容量は365MW、蓄電池容量は173.7MWとなりました。太陽光と蓄電池を同じ地点で組み合わせ、設備群として段階的に整えてきたことが読み取れます。
長期PPAで電力の行き先を明確に
発表によれば、この80MWの案件はカリフォルニア州のload-serving entityとの長期電力購入契約を通じて、年間およそ4万世帯と事業者分の電力需要をまかなう見込みです。発電した電気の受け手をあらかじめ定めることで、発電所の役割が事業として具体的に示されています。
既存系統とつながる運用
Lockhart Solar and Storage complexは、Southern California EdisonのKramer Junction Substationへつながる既存のgen-tie lineを活用しています。新しい発電設備を既存の送電接続と結び、複合体として運用する構成は、発電と系統接続を合わせて整える実例として伝わってきます。
取り組みに寄せて
今回の発表は、太陽光発電を単独で増やすのではなく、蓄電池や長期契約、既存の送電接続と組み合わせることで、発電した電気の使い道を具体化している点が印象的です。カリフォルニア州でこうした複合運用が広がることは、日中の発電を需要につなぐ設計を考えるうえで参考になります。